Printed in TOGO編Vol. 5

店を始めて24年,自分自身も世の中もアフリカも

アフリカンプリントの世界も大きく様変わりしてしまった。

Grand-marcheの中のドレス屋さん、名刺を渡してから、 私を見かけると『アフリカ屋』と手をふってくれる

物を大切にする文化は使い捨て文化となり物の価値どころか

人の価値までも。。。

そう、私達の年代は知ってるのだ、私達が選んで来た便利で楽な生活は

良い結果を生むどころか、行き先もわからない不安定な未来だったと言う事を

最近、若い世代でも使い捨て文化や直ぐ壊れてしまうものを

変えていこうと頑張っているヤング様をみると嬉しくなる。

時代は繰り返されると言うけど色々な事が瞬時に

わかる世の中、いいとこ取りだけは出来ないけれど、丁寧に作られた

手作業の工程などを受け継ぎ伝えられたらと強く思う。

世界中そうであるように、アフリカでも同様沢山の物が中国製に

かわっていった、そして又、中国からインド?製に変わりつつある

今日この頃。。。人々が街の産業であった国産Pagneを横目に低価格の

中国製コピー布に走った。勿論国内の工場は閉鎖されそこで働く人々は

行き場を失いその家族である人々が自動的に食べられなくる。

 以前輸入していたTOGOの布がとても素敵だったので、

Togoには未だ残っているかと、期待を胸にTOGOに行った。

  1950年代半ばから80年代にメルセデスベンツ車を買う

余裕のある布問屋の女性達は、

NANA-BENZ(ナナベンツ)と呼ばれていた。

オランダからトーゴの海岸に到着した布を西アフリカと

中央アフリカに送り売りさばいていた彼女達も

。。。時代の波に翻弄されていた。

今では国産品『MADE IN TOGO』の布は全滅

昔の布は良かったと口を揃えて言っていた。

自分もアフリカの国々の布問屋を訪れるが、

昔のように全部店ごと買占めたい!と思うような

ドキドキ、ワクワク感はもうあまり無い。

以前のように沢山の在庫を抱える事も残念ながら今は少ない。

 それでも、アフリカの人々の作るり出すアイディアは素晴らしく、

今回も仕立ててある、数々のローブはお見事な位、素敵なデザインだった。

未知のアフリカ未だ未だ素敵な物がきっとあるはず。。。

    未だ未だ色々な所に行って素敵な布をみつけたい!

と、わくわくしながら夢を見るのであった。

これからも売れるものを作るとかではなく、

本当に作りたいものを作る

それに斬新なデザインや素敵な手作業を共感して頂ける方々に

喜んで頂きたいと強く思う今日この頃のである。